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「デリカD:5」や「デリカミニ」は人気なのに、なぜ「デリカD:4」は存在しないのか?──セレナOEM? 次期エクスパンダー? “欠番”の謎を徹底深掘り

三菱を代表する車名といえば、やはり「デリカ」。

現在は大型ミニバンの「デリカD:5」、軽スーパーハイトワゴンの「デリカミニ」、そしてコンパクトミニバンの「デリカD:2」と、サイズの異なるモデルが展開されています。

さらに過去には「デリカD:3」も存在しました。

ところが、ここで一つの疑問が浮かびます。

「デリカD:2がある。D:3もあった。D:5もある。それなのに、なぜD:4だけ存在しないのか?」

自動車好きなら一度は気になったことがあるのではないでしょうか。

実は、この「D:4欠番」には、単純な数字の問題だけではなく、三菱のミニバン戦略や日産との関係、そして東南アジアで大ヒットしている「エクスパンダー」まで絡んでいます。

今回は「もしデリカD:4が誕生するとしたら?」という未来予想も含めて、徹底的に考えてみます。


■そもそも「D:5」の“5”には意味がある

まず重要なのが、「デリカD:5」という名前です。

「D:5」は単なるグレード名や数字ではありません。

三菱の公式説明によれば、「デリカ」は「デリバリー・カー」に由来する名前。

そして「D:5」は、5代目デリカであることを意味すると同時に、ミニバンのラージサイズカテゴリーも示しています。

歴代デリカを簡単に振り返ると、

  • 初代デリカ:1968年
  • 2代目デリカ:1979年
  • 3代目デリカスターワゴン:1986年
  • 4代目デリカスペースギア:1994年
  • 5代目デリカD:5:2007年

という流れです。

つまり、

D:5=「5代目デリカ」

という意味が基本にあります。

したがって、

「D:4がないのは、4という数字を避けたから」

というより、

そもそも“4代目のデリカ”はデリカスペースギアだった

というのが大きなポイントなのです。


■実は「D:4」が抜けているわけではない?

ここが「D:4欠番」の最大のポイントです。

現在のD:5という名称を単純に、

D:1
D:2
D:3
D:4
D:5

という商品ラインアップの番号だと考えると、「D:4がない!」となります。

しかし、実際の歴史はそうではありません。

4代目デリカは、

「デリカスペースギア」

でした。

三菱自身も、D:5を「5代目デリカ」と説明しています。

つまり「D:4」という名前のモデルが欠番になったというより、

歴代デリカの4代目を、後からD:4と呼んでいない

と考える方が正確です。

これは非常に重要な違いです。


■では、なぜ現在の「D:2」「D:3」は存在するのか?

ここから話が少し複雑になります。

現在のデリカシリーズは、歴代デリカの世代番号だけで構成されているわけではありません。

例えば「デリカD:2」。

これはスズキ「ソリオ」をベースとしたOEM車です。

そして過去には「デリカD:3」も存在しました。

こちらは日産「NV200バネット」をベースとしたモデルでした。

つまり、

D:2やD:3は“歴代デリカの2代目・3代目”という意味ではありません。

現在のデリカシリーズでは、数字が「車格・カテゴリー」を表すような使われ方もしているわけです。

三菱のアクセサリーラインアップを見ても、現在は「デリカD:5」「デリカD:2」「デリカミニ」が別カテゴリーとして整理されています。

このため、

「D:2があるならD:4も作ればいいじゃないか」

という疑問が生まれるわけです。


■「デリカD:4」に一番近いサイズは何?

では仮に三菱が「デリカD:4」を作るとしたら、どんな車になるのでしょうか?

最も分かりやすいのは、

日産セレナクラスのミドルサイズミニバン

でしょう。

現在のD:5は大型ミニバン。

D:2はソリオクラス。

その間を埋めるモデルが存在すれば、

D:2 → D:4 → D:5

という非常に分かりやすい商品構成になります。

例えば、

デリカミニ

軽

↓

デリカD:2

コンパクト

↓

デリカD:4

ミドルサイズ

↓

デリカD:5

ラージサイズ

というラインアップです。

消費者からすれば非常に分かりやすい。

では、なぜ三菱はこれをやらないのでしょうか?


■最大の壁は「日産セレナ」

ここで登場するのが日産「セレナ」です。

三菱と日産はアライアンス関係にあり、三菱は日産から車両供給を受けることがあります。

実際、デリカD:3は日産NV200バネットをベースにしていました。

そのため、

「じゃあセレナを三菱向けにしてデリカD:4にすればいいじゃないか」

という発想は当然出てきます。

しかし、これは簡単ではありません。

セレナは日産にとって非常に重要な主力車種。

わざわざ三菱向けに「デリカD:4」としてOEM供給するメリットがどこまであるのか、という問題があります。

また、三菱がセレナとは違う「デリカらしさ」を出そうとすれば、単なるOEMでは済みません。

4WD性能、最低地上高、SUV的デザイン、悪路走破性などを強化すれば、開発コストも増えていきます。

そうなると、

「そこまでしてD:4を作る必要があるのか?」

という経営判断になってしまいます。


■デリカは「ただのミニバン」ではない

ここが非常に重要です。

三菱公式の歴史紹介でも、デリカは単なる多人数乗用車としてではなく、パジェロなどの4WD技術をミニバンに融合してきたモデルとして説明されています。

特にD:5は、

「SUVとミニバンの融合」

という独自のポジションを確立しました。

そのため、

「セレナに三菱のエンブレムを付けました」

だけでは、デリカファンからすると物足りません。

デリカD:5が人気なのも、

  • 高い悪路走破性
  • 4WD性能
  • SUV的なスタイル
  • 大人数を乗せられる
  • アウトドアに強い
  • ミニバンなのに“道具感”がある

という独自性があるからです。

三菱がD:4を作るなら、当然そこにも「デリカらしさ」が求められるでしょう。


■そこで急浮上するのが「エクスパンダー」

実は、D:4候補として非常に面白い存在があります。

それが、

三菱エクスパンダー

です。

エクスパンダーは東南アジアを中心に展開されているMPV。

全長約4.6m、全幅約1.75m級というサイズで、D:5よりコンパクト。

しかもミニバンでありながらSUV的な雰囲気を持っています。

まさに、

「小型版デリカD:5」

とも言いたくなるようなキャラクターです。

そして現在の三菱にとってエクスパンダーは非常に重要な世界戦略車。

2026年に発表された三菱の中長期ビジョンでは、2030年代に向けてASEAN商品群などを中心とした新型車投入が示され、次期エクスパンダーの存在も注目されています。


■もし「次期エクスパンダー」が日本に来たら?

ここからは完全に未来予想です。

もし次期エクスパンダーが日本市場へ正式導入されることになれば、

「デリカD:4」

という名前を与える可能性は、十分に想像できます。

例えば、

次期デリカD:4

・全長4.6~4.7m級
・3列シート
・6~7人乗り
・SUV風デザイン
・ハイブリッド
・4WD設定
・アウトドア対応
・D:5よりコンパクト
・D:2より明確に大きい

というモデルです。

これなら商品としてかなり魅力的です。

特に現在のD:5は、

「大きすぎる」

というユーザーもいます。

一方でデリカミニやD:2では、

「家族で使うには小さい」

という人もいる。

そこにD:4が入れば、

“ちょうどいいデリカ”

として成立する可能性があります。


■「D:4」があれば、かなり面白いラインアップになる

例えば、

デリカミニ
↓
軽・4人乗り

デリカD:2
↓
コンパクト・5人乗り

デリカD:4
↓
ミドル・7人乗り

デリカD:5
↓
大型・7~8人乗り

という構成。

これは非常に分かりやすい。

特に「D:5は好きだけど、大きすぎる」というユーザーを取り込めます。

現在のデリカD:5は、2007年の登場から長期間にわたって販売されているロングセラーです。

一方でデリカミニも、デリカブランドを軽自動車市場へ広げることに成功しました。

つまり、

「デリカというブランドそのものが強くなっている」

わけです。

三菱としても、デリカブランドを一車種だけに依存するより、複数カテゴリーへ展開するメリットは大きいでしょう。


■それでも「D:4」が簡単には登場しない理由

しかし、現実的に考えるとハードルもあります。

最大の問題は、

D:5との食い合い

です。

例えばD:4が非常に魅力的な4WDミニバンになれば、

「D:5までは必要ない」

というユーザーがD:4へ流れる可能性があります。

つまりD:4が売れれば売れるほど、

D:5の販売を奪ってしまう可能性

があるわけです。

逆にD:4をD:5より明確に安くすると、

「D:5よりD:4でいいじゃん」

となる。

かといって高くすれば、

「そこまで払うならD:5を買う」

となる。

この価格・サイズ・性能のポジショニングが非常に難しいのです。


■そしてもう一つ、「三菱の販売規模」という問題

トヨタのように非常に大きな販売規模を持つメーカーなら、

「このカテゴリーにも一車種」

というフルラインアップ戦略を取りやすいでしょう。

しかし三菱は、すべてのカテゴリーを自社開発で埋める必要はありません。

むしろ、

売れるカテゴリーに集中する

という戦略の方が合理的です。

実際、三菱はデリカD:2のようにOEMを活用しながら商品ラインアップを構築してきました。

だからこそ、

「D:4を新開発するために莫大な投資をする」

よりも、

「ASEANで強いエクスパンダーを進化させ、必要なら日本に導入する」

という方が現実味があります。


■「4は縁起が悪いから」という説は本当なのか?

D:4について語られると、必ず出てくるのが、

「日本では4が“死”を連想させるからでは?」

という説です。

確かに日本では「4」を避ける文化があります。

病院の病室番号などでも「4」を避けるケースがあります。

しかし、自動車の商品名で考えると、

「4だから絶対に使わない」

というほど単純ではありません。

実際、自動車業界には「4」を含む車名・型式・シリーズ名が多数存在します。

したがって、

「デリカD:4がない最大の理由=4が不吉だから」

と断定するのは無理があります。

むしろ、

「歴代デリカの4代目がすでにスペースギアだったこと」

と、

「現在の三菱にD:4に相当する国内商品が存在しないこと」

の方が重要でしょう。


■もしD:4が誕生するなら、私は「セレナOEM」より「次期エクスパンダー」に期待したい

個人的に一番面白いと思うのは、

セレナOEMのデリカD:4ではなく、次期エクスパンダーをベースにした新型デリカD:4

です。

なぜなら、その方が「デリカらしさ」を作りやすいからです。

セレナをベースにすれば、どうしても、

「セレナの兄弟車」

という印象が付きまといます。

しかしエクスパンダーを進化させれば、

ASEANで培った三菱独自の商品

として展開できます。

そこに、

  • 三菱らしい4WD
  • デリカD:5風のフロントマスク
  • 高めの最低地上高
  • アウトドア向け内装
  • 最新ハイブリッド
  • 最新安全装備

などを組み合わせれば、かなり面白い車になります。


■例えば、こんな「デリカD:4」なら欲しくなる?

想像してみてください。

全長4,650mm前後。

D:5より一回り小さい。

しかし、普通のミニバンより最低地上高は高め。

フロントは最新デリカD:5を思わせる縦型LEDライト。

ボディはスクエア。

3列シート。

4WDあり。

ハイブリッドあり。

そしてアウトドア用品を積みやすい広い荷室。

価格は300万円台前半から。

これなら、

「D:5はちょっと大きい。でも普通のミニバンでは物足りない」

という人に刺さるのではないでしょうか。

特に日本では、

「D:5ほど大きくなくていい。でもSUV的なミニバンが欲しい」

という需要があります。

そこはD:4にとって大きなチャンスです。


■では、近い将来「D:4」は登場するのか?

現時点では、三菱が「デリカD:4」の発売を正式発表しているわけではありません。

したがって、ここは明確に区別しておく必要があります。

「D:4が発売される!」

という話ではありません。

ただし、

次期エクスパンダー+デリカブランド

という組み合わせを考えると、将来的な「D:4」という商品名を想像する余地は十分あります。

一方で、三菱の今後の新商品計画を見る限り、まずはD:5の次期型やSUV系モデルなどが重要になってくると考えられます。


■「欠番」だからこそ、想像が膨らむデリカD:4

結局のところ、

なぜデリカD:4がないのか?

その答えは、

「4が不吉だから」

という単純な話ではありません。

むしろ、

歴代デリカの4代目がデリカスペースギアだったこと。

そして現在のデリカシリーズにおいて、

D:4に相当する日本向けミドルサイズ車が存在していないこと。

さらに、

セレナOEMでは商品性・ブランド性・採算性の問題があること。

これらが複合していると考えるのが自然でしょう。

そして現在、最も面白い“D:4候補”として浮上するのが、

三菱エクスパンダー、そしてその次期型

です。

もし三菱が本当に「デリカD:4」を作るなら、単なるセレナOEMではなく、

「D:5のDNAを受け継いだ、少し小さな本格派デリカ」

として登場してほしいところ。

デリカミニが軽市場を開拓し、D:2がコンパクト市場を担当し、D:5が大型ミニバンを担当する。

その間を埋める、

「デリカD:4」

が誕生したら――。

三菱のデリカシリーズは、いよいよ“ブランド”として完成形に近づくのかもしれません。

そして何より、自動車ファンとしては、

「D:4」という空白の数字が、いつか本当に埋まるのか?

ここに注目したいところです。

※本記事中の「将来のデリカD:4」「次期エクスパンダーをD:4として日本導入する可能性」などは、現時点での公式発表ではなく、既存情報をもとにした筆者の考察・予想です。

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「トヨタは静かだからパワーがない?」

海外中古車市場で見つけた、日本とは真逆のクルマの価値観

日本でクルマを選ぶとき、

「静かだ」

「乗り心地がいい」

「エンジン音が聞こえない」

というのは、かなり大きな褒め言葉ですよね。

特にトヨタ車は、昔から「静かで滑らか」「振動が少ない」「乗っていて疲れにくい」という方向に進化してきました。

ところが、海外の中古車市場やクルマ好きのコミュニティを眺めていると、面白い価値観に出会うことがあります。

それが、

「静かすぎるクルマは、なんとなく力がない」

という感覚です。

逆に、

「アクセルを踏んだらエンジン音がしっかり聞こえる」
「回転数が上がる」
「クルマが一生懸命走っている感じがする」

ことを、好意的に受け止める人もいます。

つまり、

日本人が「静か=高級」と感じるところを、別の市場では「音がする=ちゃんと仕事をしている」と感じる場合がある。

今回は、このちょっと不思議な「クルマの価値観の違い」を考えてみます。


■ 日本では「静か」は大きな美徳

日本の乗用車市場では、静粛性は非常に重要です。

信号待ちでエンジンがほとんど聞こえない。

高速道路を走っても会話ができる。

アクセルを踏んでも「ウィーン」と大きな音を立てず、スッと速度が上がる。

こういうクルマは、

「上質だな」

「高級車みたいだな」

と評価されやすい。

トヨタのセダンなどが海外でも「quiet cabin(静かな室内)」を評価される例は実際にあります。

例えば2026年の輸出中古車市場について解説した記事でも、トヨタ・プレミオ/アリオンは、静かな室内、柔らかな乗り心地、低い維持費などがアフリカや南アジアの中古車市場で評価されていると紹介されています。

つまり、

「トヨタ=静かで快適」

という評価は、日本だけのものではありません。


■ ところが「静かすぎる」と逆の評価になることも

一方で、クルマ好きの一部には、

「エンジンが回っている感じがしない」

「静かすぎて面白くない」

「もっとエンジン音が欲しい」

という人もいます。

ここが面白いところ。

例えばマツダは、昔から「人馬一体」を掲げ、アクセル・ステアリング・エンジン・車体の一体感を重視してきました。

そのため、

「アクセルを踏む」

↓

「エンジン回転が上がる」

↓

「音が変わる」

↓

「クルマが前へ出る」

という一連の感覚を楽しむことができます。

海外試乗記でも、マツダ車について「軽快な吹け上がり」や、回転を上げて走る楽しさが評価される一方、エンジン音やロードノイズが気になるという指摘もあります。

つまり、

音が大きいこと自体が性能ではないけれど、「音によって走っている感覚を伝える」という価値は確実に存在する。

ということです。


■ 「静か=遅い」という錯覚

ここで非常に面白いのが、

「静かなクルマ=パワーがない」

と感じてしまう心理です。

実際には、これは必ずしも成立しません。

例えば電気自動車は、エンジン車より圧倒的に静かでも、アクセルを踏めば非常に強い加速をします。

ハイブリッド車も同じです。

エンジン音が小さくても、モーターが力強くクルマを押し出すことがあります。

つまり、

音量とパワーは別物。

ところが、人間の感覚としては、

「ヴォーン!」

「グォォォ!」

と音が大きくなると、

「おおっ!頑張っている!」

と感じやすい。

逆に、

「スーッ……」

と静かに速度が上がると、

「本当に加速しているの?」

となってしまう。

これは、かなり面白い人間の感覚だと思います。


■ マツダのエンジン音を「仕事している」と感じる理由

マツダのSKYACTIV系エンジンは、特に回転を上げたときの存在感があります。

海外の2026年型CX-30の試乗記事でも、SKYACTIVエンジンは「free-revving(回転が軽快)」な性格と特徴的なエンジンサウンドが挙げられています。

一方で、負荷をかけたときには「少し大きく、苦しそうに聞こえる」という評価もあります。

これを、

「うるさい」

と捉える人もいれば、

「エンジンを回している感じがして楽しい」

と捉える人もいる。

ここに価値観の違いがあります。

同じ音を聞いて、

Aさん「うるさい!」

Bさん「エンジンが生きている!」

となるわけです。


■ 実はマツダも「静かさ」を捨てているわけではない

ここは誤解してはいけません。

「マツダ=うるさいクルマ」

という単純な話ではありません。

例えばMAZDA3の海外・国内試乗では、静粛性や遮音性の高さも評価されています。

SKYACTIV-X搭載車についても、エンジン音そのものは独特の音質を持ちながら、音量は小さいという評価があります。

海外の中古MAZDA3についても、2.0Lガソリンは静かで滑らか、風切り音も低いという評価があります。一方、大径タイヤではロードノイズが目立つとの指摘もあります。

つまりマツダも、

「ただ大きな音を出せばいい」

とは考えていません。

むしろ、

必要なときにドライバーへクルマの存在を伝える。

という方向性に近いのではないでしょうか。


■ 海外中古車市場では「トヨタ=生活の道具」という強烈な評価も

海外の中古車市場を見ると、トヨタは非常に独特なポジションにいます。

「故障しにくい」

「部品が手に入りやすい」

「燃費がいい」

「修理しやすい」

「長距離を走れる」

という評価です。

特に発展途上国などでは、

「壊れないこと」そのものが最大の性能

になることがあります。

例えば中古プレミオ/アリオンについても、アフリカや南アジアではタクシーなど業務用途に使われ、部品供給網の広さなどが強みとして紹介されています。

これは日本の「高級感」評価とは少し違います。

日本では、

「静かで上質」

海外の一部市場では、

「静かで壊れないから仕事に使える」

というわけです。


■ 「仕事をしているクルマ」という考え方

ここが今回のテーマで一番面白いところです。

日本ではクルマに対して、

「いかに乗員を疲れさせないか」

が重要視される傾向があります。

一方で、商用車やタクシーなどでは、

「何十万km走っても仕事を続けられるか」

が重要になります。

すると評価基準が変わります。

静かなエンジンより、

「壊れない」

「部品が安い」

「整備しやすい」

「悪路でも走れる」

「燃料を食いすぎない」

という部分が重要になる。

だから海外中古車市場では、

「高級だから売れる」ではなく、「使えるから売れる」

というクルマが大量に存在します。


■ そして「音が大きい=パワーがある」という感覚も面白い

もちろん、

音が大きい=高出力

ではありません。

これは機械的には全く別の話。

しかし運転している人間からすると、

「アクセルを踏む」

↓

「回転数が上がる」

↓

「エンジン音が大きくなる」

↓

「速度が上がる」

という連動が、

「俺がクルマを動かしている!」

という感覚につながります。

特に自然吸気エンジンは、アクセルを踏んだ分だけ回転数が上がる感覚が分かりやすい。

ターボ車なら低回転から強烈なトルクを出せても、

「ブーストがかかっている感じ」

が好きな人もいれば、

「NAを高回転まで回して音を楽しみたい」

という人もいる。

ここには正解がありません。


■ 「トヨタは静かだから物足りない」は、本当に矛盾なのか?

私は、この考え方を単純に「間違い」と片付けるべきではないと思います。

※ここでの「私は」はブログ上の筆者視点としての表現です。

なぜなら、

クルマに求めるものが違うだけだから。

例えば、

トヨタを評価する人

・静か
・疲れにくい
・燃費がいい
・壊れにくい
・家族を乗せやすい
・長距離移動が楽

マツダを評価する人

・アクセルレスポンス
・ステアリングフィール
・エンジン回転
・車体の動き
・運転している感覚
・デザインや内装

というように、

そもそも採点項目が違う。

だから、

「トヨタとマツダ、どっちが上?」

という質問自体が、実は少し乱暴なのかもしれません。


■ 日本の中古車市場と海外市場を比較すると面白い

日本では中古車を選ぶとき、

「走行距離」

「年式」

「車検」

「燃費」

「装備」

「内装の状態」

などを細かく見ます。

海外へ輸出される中古車になると、

「その国で修理できるか」

「部品があるか」

「悪路に耐えられるか」

「現地で売りやすいか」

「タクシーとして使えるか」

など、まったく別の尺度が入ってきます。

実際、2026年の日本中古車輸出市場について紹介された資料でも、トヨタ・ヴィッツ/ヤリスなどは「安くて信頼できるトヨタ」という点が輸出上の大きな魅力として挙げられています。

同じ日本車でも、

日本国内での評価と、海外での評価は必ずしも一致しない。

これが中古車市場の面白さです。


■ 「静かだからパワーがない」は、クルマ文化の違いを象徴している

結局、

「静か=遅い」

でもなければ、

「うるさい=速い」

でもありません。

ただ、人間は音や振動から「機械が働いている感覚」を受け取ります。

日本では、

「静かに仕事をするクルマ」

が高く評価される。

一方で、

「エンジンが回って、音を出して、クルマが動いている」

ことそのものを楽しむ文化もある。

これは自動車という機械を、

「移動するための道具」と見るか、
「操作して楽しむ機械」と見るか。

その違いなのかもしれません。

そして海外中古車市場を眺めていると、

「トヨタは壊れないから最高」

「マツダは運転が楽しいから最高」

という単純な話ではなく、

「その国で、その人が、そのクルマを何に使うのか」

によって、評価が180度変わることが分かります。

日本人には「うるさい」と感じるエンジン音が、

別の国では、

「おお、こいつはまだまだ働けるぞ!」

と頼もしく聞こえているのかもしれません。

クルマの世界は、性能だけではなく、

「何を性能と感じるか」そのものが国によって違う。

そこが、海外中古車市場を見ていて一番面白いところなのです。


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今回は「海外ではマツダの方が評価される」と断定せず、海外市場で実際に見られる「信頼性・実用性」と「運転感覚」の異なる評価軸を中心に組み立てました。特に「音が大きい=仕事をしている」という部分は、事実そのものというよりクルマに対する感覚の違いを説明する比喩として使っています。

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1000038909「国際興業って、バス会社じゃないの?」
売上2324億円の巨大グループ、いったい何で稼いでいるのかを深掘りしてみた

「国際興業」と聞いて、まず何を思い浮かべるでしょうか?

おそらく多くの人は、

「国際興業バス」

ではないでしょうか。

東京・埼玉を走る路線バス。
高速バス。
観光バス。

バス好きなら、青と白を基調とした国際興業バスの車体を思い浮かべる人も多いでしょう。

ところが――。

実は国際興業は、単純な「バス会社」ではありません。

2025年3月期の国際興業グループの年間売上高は、なんと2,324億円。

しかもグループ全体では約8,000人、約160事業所、41社を擁しています。公式資料では事業を「運輸・交通」「観光・レジャー」「流通・商事」「開発・不動産」の4分野に分類しています。

では、この2,324億円は一体どこから生まれているのでしょうか?

■そもそも「国際興業バス」はグループの一部

まず重要なのがここです。

私たちが普段「国際興業」と呼んでいるものと、国際興業グループ全体は別物です。

国際興業本体はもちろん路線バスを運営しています。

東京都の板橋区、北区、練馬区などから埼玉県の川口市、さいたま市などに広がる路線網を持ち、公式サイトによれば約450系統、1日約28万人が利用しています。

しかし、グループ全体を見ると、バスだけでは到底説明できません。

むしろ、

「バスを中心に、交通・旅行・ホテル・物流・商社・自動車販売・不動産などへ巨大化した企業グループ」

と考えたほうが実態に近いでしょう。

■① 最大の顔はやっぱり「運輸・交通」

まずは誰もが知っている交通事業。

国際興業本体では、

・路線バス
・高速バス
・空港連絡バス
・観光バス
・ハイヤー
・自動車教習所

などを展開しています。

特に路線バスは国際興業の「主力事業」。

東京・埼玉という巨大な人口集積地域で、毎日大量の乗客を運んでいます。

一方、グループまで広げると話はさらに大きくなります。

大阪・兵庫では「国際興業大阪」がタクシーや観光バスを展開。

北海道では札樽自動車運輸が貨物輸送を行い、青森では丸運十和田運送が長距離トラック、JRコンテナ輸送、引越輸送などを手掛けています。

つまり、

人を運ぶバス会社+人を運ぶタクシー+荷物を運ぶ物流会社

という構造なのです。

■② 実は「トラック・バス販売」までやっている

ここがバスファンには特に面白いところ。

北海道にはグループ企業の北海道いすゞ自動車があります。

これは、いすゞの正規ディーラー。

トラック・バスの新車販売だけではなく、中古車販売や整備なども行っています。

つまり国際興業グループは、

「バスを走らせる」だけではなく、「バスやトラックを売る側」

にもいるわけです。

さらに自社グループには大量のバス・トラックがあります。

2025年8月時点のグループ資料では、事業用車両は合計2,253台。

内訳を見ると、

乗合バス……859台
貸切バス……81台
ハイヤー・タクシー……506台
トラック……772台
教習車……35台

となっています。

「国際興業=バス」というイメージからすると、トラック772台という数字にも驚かされます。

■③ さらに「ホテル会社」でもある

ここからが一気にスケールアップします。

国際興業グループには、ホテル・リゾート事業があります。

しかも単なるビジネスホテルではありません。

代表格が、

富士屋ホテル

です。

箱根を代表する老舗ホテルとして知られる富士屋ホテルをはじめ、湯本富士屋ホテル、箱根ホテルなどを展開しています。

さらに、

・ホテル青森
・ホテル鹿角
・花巻温泉
・山梨フルーツリゾート

など、全国各地の宿泊・観光施設がグループに入っています。

つまり国際興業は、

「東京でバスに乗る」→「地方へ旅行する」→「ホテルに泊まる」

という一連の観光需要まで取り込める企業グループなのです。

■④ 海外にもホテルを持っている

そして、さらに驚くのが海外。

国際興業グループはハワイにもホテル事業を展開しています。

グループ資料には、

・ロイヤル・ハワイアン
・モアナ サーフライダー
・シェラトン・ワイキキ
・シェラトン・プリンセス・カイウラニ

などが掲載されています。

2025年8月時点のグループ概要では、宿泊施設は国内13施設、海外6施設。

客室数は国内1,362室、海外5,159室。

つまり海外だけで5,000室以上の客室を持っているのです。

「国際興業バスしか知らない」という人が知ったら、

「えっ、ハワイのホテルまで?」

となるのも無理はありません。

■⑤ ゴルフ場まで持っている

ホテルだけではありません。

ゴルフ場もあります。

国際興業は国内4コース・90ホールのゴルフコースを運営しています。

代表的なのが、

・みちのく国際ゴルフ倶楽部
・紫カントリークラブすみれコース
・紫カントリークラブあやめコース
・富士屋ホテル仙石コース

など。

つまり、

交通 → 旅行 → ホテル → ゴルフ

という観光・レジャー産業までつながっているのです。

■⑥ 「商社」までやっている

さらに意外なのが商事事業。

国際興業は、バスやホテルに関連する商品の販売だけではありません。

公式サイトによると、

・ホテル向けアメニティ
・業務用消臭剤「清水香」
・中古バス
・バス部品
・バスロケーションシステム
・ゴルフカート
・油圧機器などの産業機械

といった商品・サービスを扱っています。

特に産業機械部門は1959年に油圧機器販売を中心にスタートした歴史があります。

つまり、

「バス会社なのに、産業機械商社でもある」

というわけです。

■⑦ 北海道では「輸入車販売」まで

まだあります。

北海道では、

BMW

や

ポルシェ

の販売にも関わっています。

国際興業グループの公式資料にも外車部門が掲載されており、現在も北海道で自動車販売事業を展開しています。

バス好きの人からすると、

「国際興業バス」

↓

「いすゞのトラック・バス販売」

↓

「BMW」

↓

「ポルシェ」

と、かなり意外な方向へ話が広がります。

■⑧ 不動産も重要な収益源

そして企業グループとして非常に重要なのが、

不動産。

国際興業は不動産の売買、賃貸、管理、宅地開発などを行っています。

これは交通事業とは全く違うように見えますが、実は非常に相性がいい。

交通会社は営業所、車庫、土地、建物など大量の不動産を保有・利用します。

さらにグループとして不動産賃貸などを手掛けることで、

「人を運ぶことで稼ぐ」

だけでなく、

「土地や建物を活用して稼ぐ」

というビジネスモデルを構築できます。

■⑨ そして旅行会社まで持っている

国際興業には旅行事業もあります。

海外赴任、査証取得、海外視察などの業務渡航をサポートするほか、グループのホテルや交通サービスを活用した旅行商品の企画なども行っています。

これも非常に面白いところ。

例えば、

バス会社+ホテル+旅行会社

が同じグループにあれば、

「どこへ行くか」
「どうやって行くか」
「どこに泊まるか」

をグループ内で組み合わせることができます。

■では、2,324億円の内訳は?

ここは注意が必要です。

国際興業グループが公開している資料では、2025年3月期のグループ年間売上高2,324億円という数字は確認できますが、今回確認できた公式資料では、この2,324億円を「バス○億円、ホテル○億円、不動産○億円……」という形で詳細に分解した数字までは掲載されていません。

したがって、

「バスが売上の○%」

などと断定するのは危険です。

ただし、事業構造を見るだけでも、

国際興業=バス会社

という認識が、いかに狭いかは分かります。

■実は「交通を核にした総合サービス企業」

国際興業の歴史を見ると、この多角化には一貫性があります。

1940年に自動車部品事業から始まり、その後ホテル、乗合・観光バス、タクシー・ハイヤー、自動車販売、商事、旅行、不動産、ゴルフ場などへ事業を拡大してきました。

つまり最初から「バスだけの会社」だったわけではありません。

むしろ、

自動車を扱う会社
↓
人を運ぶ
↓
旅行・観光へ進出
↓
ホテルを持つ
↓
不動産を持つ
↓
商社・自動車販売・物流へ広がる

という形で、巨大な企業グループになっていったわけです。

■「国際興業バス」は巨大グループの“入口”だった

国際興業の面白さはここです。

私たちが街中で見るのは、基本的にバス。

しかし、そのバスを降りた先には、

🏨 ホテル
♨️ 温泉
⛳ ゴルフ場
✈️ 旅行
🚕 タクシー
🚚 物流
🚛 トラック・バス販売
🚗 BMW・ポルシェ
🏢 不動産
⚙️ 産業機械
🧴 ホテル用品
🌞 再生可能エネルギー

まで広がっています。

公式資料を見ると、現在のグループは41社・約8,000人・約160事業所。

年間輸送人員は約1億1,000万人に達しています。

これは、もはや単なる「バス会社」という言葉では表現しきれません。

■なぜ、ここまで多角化したのか?

最大のポイントは、

「交通だけに収益を依存しない」

ということではないでしょうか。

路線バスは地域社会に不可欠なインフラである一方、人口動態や燃料費、人件費、車両更新費など、さまざまな経営課題を抱えます。

そこで、

交通
+
物流
+
ホテル
+
旅行
+
不動産
+
商社
+
自動車販売
+
レジャー

という複数の事業を持つ。

これによってグループ全体として収益源を分散できます。

しかも、単なる寄せ集めではありません。

「移動」「観光」「宿泊」「土地」「自動車」

という、それぞれがつながる分野を押さえているのが特徴です。

■結論。「国際興業ってバス会社じゃないの?」

答えは、

「バス会社でもあります。でも、それだけではありません」

です。

むしろ正確に言えば、

「バスを含む運輸・交通を大きな柱としながら、ホテル・観光・物流・商社・自動車販売・不動産などを国内外で展開する総合企業グループ」

と表現するのが近いでしょう。

2025年3月期のグループ年間売上高は2,324億円。

約8,000人が働き、41社、約160事業所を展開。

バスだけを見ていると分からない巨大な企業グループの姿が、そこにはあります。

街中で国際興業バスを見かけたとき、

「この会社、バスだけじゃないんだよな……」

と思ってしまうと、国際興業という企業が少し違って見えてくるかもしれません。

バス会社から始まった巨大企業グループ。

それが、私たちの知っている「国際興業」のもう一つの顔なのです。

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その軽さは初代アルト超えか!? 次期スズキ「アルト」が500kg台に挑む理由とは……「小・少・軽・短・美」を極める!

​いま、クルマ好きの間で大きなざわめきを生んでいるニュースがあります。それが、スズキの超ロングセラー軽自動車**「アルト」の次期型における“500kg台”への軽量化挑戦**です。

​現代のクルマは、厳イッポウ化する衝突安全基準への対応や、先進運転支援システム(ADAS)、さらには電動化パーツの追加によって「重くなる・高価になる」のが当たり前になっています。そんな逆風の時代に、あえて現行型から約100kgのマイナスを目指すというスズキの執念。

​今回は、この驚異的な「500kg台目標」の裏側と、スズキが掲げる開発思想について深く掘り下げていきます!

​1. 現行型から「マイナス100kg」という途方もない挑戦

​1979年に衝撃の「47万円(当時)」で発売され、日本中に軽ボンネットバンのブームを巻き起こした初代アルト。当時の車両重量は約545kgでした。

​その後、時代とともに安全装備や快適装備が充実し、現行の9代目アルト(最軽量グレード)でも車重は680kgとなっています。ここからさらに約100kgをそぎ落とし、500kg台後半を狙うというのは、生半可な設計見直しでは到底不可能な「茨の道」です。

​しかし、スズキは本気です。次世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の抜本的なアップデートや、骨格構造の最適化、最新の接着接合技術、さらには内装部品の徹底的な見直しと省略化など、あらゆる技術を総動員して「軽さ」の限界に挑もうとしています。

​2. なぜ今、ここまで「軽さ」にこだわるのか?

​スズキがこれほどまでに軽量化を追求する背景には、単なる「原点回帰」や「ノスタルジー」だけではなく、明確な未来への戦略があります。

  • ​カーボンニュートラルへの貢献 車体が軽くなれば、走るために必要なエネルギー(燃料や電力)が少なく済みます。CO2排出量を極限まで抑えるためには、車体を軽くすることが最もシンプルかつ効果的なアプローチなのです。

  • ​「小・少・軽・短・美」の思想の体現 スズキが掲げるものづくりの真骨頂、それが**「小・少・軽・短・美」**(小さく、少パーツで、軽く、短く、そして美しく)です。電動化やデジタル化が進む現代だからこそ、この原点に立ち返ることで、他社には真似できないスズキ独自の競争力を生み出そうとしています。

  • ​車両価格の高騰を抑える「最大の武器」 昨今の新型車は高価になりがちですが、使用する素材の絶対量を減らす軽量化は、製造コストの抑制にも直結します。ユーザーが手に取りやすい「庶民の味方」としての価格死守、それも軽量化の大きな目的と言えます。

​3. 軽さがもたらす、圧倒的なメリット

​車重が500kg台に突入することの恩恵は、環境性能や価格だけにとどまりません。

​「軽いクルマに、にぶい走りなし」


  • ​走行性能の向上:軽快なハンドリングと、アクセルを踏んだ瞬間にスッと前に出る軽やかな加速が蘇ります。

  • ​負担の軽減:車体が軽いことで、ブレーキやタイヤにかかる負荷が減り、消耗品の寿命や燃費(エコ性能)が劇的に向上します。

​安全性を犠牲にせず、知恵と技術の粋を集めて現代の安全基準と「500kg台の軽さ」をどこまで高次元で両立できるか。そこに次期アルトの最大のロマンがあります。

​まとめ:日本のベーシックカーの未来を変えるか

​登場は20世紀後半ならぬ2020年代後半(2027年頃と予想)へと少し先になりそうですが、その分、熟成された驚愕のエンジニアリングが詰め込まれることが期待されています。

​「ただ移動するだけの道具」になりつつある昨今のコンパクトカー市場において、スズキがアルトで見せようとしている挑戦は、自動車業界全体に一石を投じる大事件かもしれません。

​果たして、次期アルトは本当に初代を超える(あるいは並ぶ)衝撃の軽さを手に入れるのか。今後の続報から目が離せません!

​#スズキ #新型アルト #次期アルト #軽自動車 #小少軽短美 #車好き #新型車 #クルマ経済 #燃費向上 #自動車ニュース


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いすゞの路線バスが「パンダみたいな顔」へ大変身!
新型エルガ・エルガミオは何が変わった? 運転席も激変、SNSで賛否両論

街で見かける機会の多い、いすゞの路線バス「エルガ」と「エルガミオ」。

長年にわたり全国のバス事業者で活躍してきた、まさに日本の路線バスを代表する存在です。

そんなエルガシリーズが、2026年7月の一部改良で大きく変化しました。

特に注目を集めているのが、これまでのイメージを一変させたフロントマスクです。

黒い縁取りによってヘッドライト周辺が強調され、SNSでは、

「パンダみたいな顔!」

「なんだか眉毛が付いたように見える」

「初代エルガの雰囲気が少し戻った?」

など、さまざまな声が上がっています。

しかし今回の改良は、単に見た目を変えただけではありません。

運転士の安全を支える装備や運転席周辺の操作系も刷新され、路線バスとしての性能そのものが進化しています。

今回は、新しいエルガ・エルガミオの変更点と、SNSで賛否が分かれた理由を深掘りしてみます。

■ 「パンダ顔」と話題の新フロントデザイン

今回のエルガ・エルガミオは、ヘッドライト周辺を黒く縁取った新しいフロントデザインを採用しました。

従来型は、比較的シンプルで落ち着いた表情でした。

それに対して新型は、ライト周辺の黒い部分が強く目立ち、顔の印象がより個性的になっています。

確かに正面から見ると、黒い部分が目の周りの模様のように見えます。

そのため、「パンダみたい」という表現が生まれたのでしょう。

路線バスは、乗用車のように頻繁にフルモデルチェンジする乗り物ではありません。

そのため、フロントマスクが変わると、利用者だけでなくバスファンや運転士にも強いインパクトを与えます。

「見慣れないから違和感がある」という声が出る一方、

「表情があって親しみやすい」

「新しい時代のバスらしい」

「従来型より存在感がある」

といった好意的な意見もあります。

新しいデザインは、最初は賛否が分かれるものです。

しかし、数年後には街の風景に溶け込み、「これが普通のエルガ」と感じる日が来るかもしれません。

■ デザイン変更の裏には“安全装備の進化”

今回のフロントデザインは、単なるイメージチェンジだけではありません。

エルガ・エルガミオには、新たに「フロントブラインドスポットモニター」と「交差点警報」が採用されました。

フロントブラインドスポットモニターは、車両前方の歩行者や自転車を検知し、運転士の安全確認を支援する装備です。

大型路線バスは、運転席が高く、車体も大きいため、車両のすぐ前には見えにくい部分が存在します。

特に、信号待ちの際に歩行者や自転車がバスの前へ入り込んだ場合、発進時には慎重な確認が必要です。

そこでセンサーや警報によって、運転士の目視を補助します。

また、交差点警報は、右左折時に横断歩行者や周囲の車両を検知し、危険の見落としを防ぐための支援を行います。

もちろん、システムが運転士に代わって運転するわけではありません。

しかし、複雑な交通環境の中で、運転士の注意力を支える“もう一つの目”として期待されます。

新しい顔つきの裏には、安全性を高めるための技術進化が隠されているのです。

■ 運転席周りも大きく変化!

今回、特に注目したいのが運転席です。

新型では、7インチのメーターディスプレイを採用。

表示の見やすさを高めるとともに、ステアリングスイッチを備えた新しいハンドルも導入されました。

従来の路線バスは、必要な情報をメーターや警告灯で確認し、各種操作を個別のスイッチで行う構成が一般的でした。

しかし、近年は安全装備や電子制御システムが増えています。

そのため、運転席にはより多くの情報を分かりやすく表示し、必要な操作を効率良く行える設計が求められています。

新しい運転席は、乗用車や大型トラックに近い、よりデジタル化された雰囲気になったといえるでしょう。

毎日長時間運転する乗務員にとって、視認性や操作性は非常に重要です。

わずかな操作の違いでも、一日の勤務を通してみれば、疲労や負担に影響する可能性があります。

■ ハザードスイッチの移設に運転士からも注目

SNSで特に話題になったのが、ハザードランプの操作方法です。

従来のエルガでは、ハザードランプの操作スイッチがワイパーレバー側に配置されていました。

しかし新型では、独立したボタンスイッチへ変更されました。

これに対し、

「レバー操作の方が手を大きく動かさずに済む」

「シフトレバー付近だと、少し押しづらそう」

といった意見が出ています。

路線バスの運転士は、運転中だけでなく、停留所への進入や発車、乗降扱い、車線変更など、さまざまな場面でハザードランプを使用します。

そのため、ハザードスイッチの位置は、一般の利用者が想像する以上に重要です。

一方で、

「国際基準への対応なら仕方がない」

「最初は違和感があっても、そのうち慣れる」

「観光バスではすでに似た配置もある」

という理解を示す声もあります。

新しい操作系は、実際に乗務員が長期間使用してみなければ、本当の使いやすさは分かりません。

今後、現場の運転士からどのような評価が出るのか注目です。

■ 電動パーキングブレーキも採用

新型エルガ・エルガミオには、電動パーキングブレーキも採用されました。

さらに、運転士に異常が発生した場合に車両を停止させる「ドライバー異常時対応システム」と連動する仕組みも取り入れられています。

路線バスは、多くの乗客を乗せて市街地を走行します。

もし運転中に運転士の体調に異常が起きれば、大きな事故につながる可能性があります。

そこで、万が一の際にも車両を安全に停止させ、その後の状態まで含めて安全を確保する技術が重要になります。

今回の改良は、日常の運転を便利にするだけでなく、非常時の安全性も高める方向へ進んでいるのです。

■ エルガはエンジンも進化

大型のエルガでは、4HK1型ディーゼルエンジンも改良されました。

燃焼性能や吸排気系を見直すことで、燃費性能とトルク性能の向上を図っています。

路線バスは、長距離を高速走行する観光バスとは異なり、

発進

加速

減速

停車

再発進

を一日に何度も繰り返します。

そのため、低速域での扱いやすさや発進時の力強さが重要です。

トルク性能の向上は、乗客を乗せた状態での発進や、坂道での走行にも影響します。

また、燃費の改善は、燃料費の削減だけでなく、バス事業者の経営負担や環境負荷の軽減にもつながります。

■ 車内の快適性も改善

今回の改良では、外気導入機能を備えたクーラーも採用されました。

車内の空気を効率良く入れ替え、より快適な車内環境を目指しています。

路線バスは、多くの乗客が乗り降りする公共交通機関です。

特に夏場は、乗客の増減やドアの開閉によって、車内環境が変化します。

冷房性能だけでなく、換気性能も重要になっています。

利用者には見えにくい部分ですが、毎日乗る路線バスだからこそ、こうした改良は大きな意味を持ちます。

■ 「パンダ顔」は受け入れられるのか?

新型エルガ・エルガミオのデザインについては、今後も意見が分かれそうです。

従来型に慣れた人から見れば、

「前の顔の方がシンプルで好き」

「少し派手になった」

「黒い部分が目立ちすぎる」

と感じるかもしれません。

一方で、

「親しみやすい」

「新型だとすぐ分かる」

「表情があって面白い」

という人もいるでしょう。

ただ、路線バスはデザインだけで評価される乗り物ではありません。

安全性、運転しやすさ、燃費、耐久性、整備性、乗客の快適性など、多くの要素が求められます。

今回の改良を見ると、いすゞは“見た目の刷新”だけでなく、安全技術や運転士の負担軽減にも力を入れていることが分かります。

■ まとめ

今回のエルガ・エルガミオの改良は、一見すると「顔がパンダみたいになった」という話題が目立ちます。

しかし、その中身を見ていくと、

・前方の歩行者や自転車を検知する安全装備

・交差点での危険を知らせる警報機能

・電動パーキングブレーキ

・運転士異常時の安全対策

・新デザインのメーター

・ステアリングスイッチ付きの新型ハンドル

・ハザードスイッチの独立化

・エンジン性能の向上

・車内換気性能の改善

など、路線バスとしての基本性能を幅広く進化させています。

見た目は賛否両論。

しかし、安全性や運転環境の向上という面では、確実に次の時代へ進んでいるといえるでしょう。

今後、全国のバス会社に新型エルガ・エルガミオが導入されれば、「パンダ顔」の路線バスが街を走る光景も、すぐに当たり前になるかもしれません。

そして数年後には、「最初は驚いたけれど、今ではこの顔がエルガらしい」と感じる人も増えているのではないでしょうか。

あなたは新しいエルガの顔、どう思いますか?

従来型のシンプルなデザイン派?

それとも、新型の個性的な“パンダ顔”派?

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